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改憲に向け、自民党ジャブで様子見か [コラム]

 自民・公明の与党で327議席を確保、何でもできる超特大政権になってしまった。早速、さあやるぞと言わんばかりに、自民党は憲法改正へ向け一歩前に踏み出した。その第一歩とは、憲法改正へ向けての「憲法常任委員会」設置の意向を示してきたことだ。

 今までの「憲法常任委員会」設置は、法案提出権や審議権を持たない「調査会」だった。それが与党多数の中での「憲法常任委員会」の設置となるわけで、当然、自民・公明の独壇場になる。

 与党が提案する議案は全てとうるわけだから、この委員会で「改憲案」は賛成多数で通過し、予算委員会を経て、衆議院本会議ではらくらく通過してしまうことになる。これには、「護憲」を謳う共産党・社民党は反対の意思表示を示したとしても、ただ無力感だけ味あうことになる。

 ところが、共産・社民両党より驚いたのは公明党だろう。どこの党より「平和」の2文字を打ち出している党である。支持母体の創価学会も、常に「平和」を前面に掲げているから自民党の提案には脂汗ではなかったのではないか。

 さすがに自民党は、早すぎると感じたのか翌日この提案を取り下げ、元の「憲法常任委員会」に戻してきた。公明党は溜飲を下げただろうが、事はこのままでは終らないだろう。一応取り下げておこうか程度のものだろうと思う。

 また、17日に行なわれる「民主党の代表選」の行方を見てからでも遅くないと判断したとも考られる。今日16日午後5時現在で、民主党代表選に出馬するのは、民主党次の内閣で防衛を担当する前原誠司氏と、前代表菅直人氏の出馬が決まり、小沢一郎氏は出馬を辞退した。前原氏、菅氏2人の一騎打ちになった。

 自民党がほくそ笑んでいるかも知れないのは、前原誠司氏の出馬である。彼は自民党の安部晋三氏より「改憲」に関しては右よりの考えを持っているといわれているからだ。

 すでに2年以上過ぎたので、忘れている人もいると思うが、自衛隊をイラクに派兵する時に「イラク特措法」の集中審議があった。民主党は自民・公明与党の抱き込みにあい、その時の民主党次の内閣で防衛庁長官だった前原氏は、いつもと違う閣僚席から、「イラク特措法」を推進する立場にたって答弁していたのを覚えている。

 前原氏を誹謗する気は無いが、まるで与党議員の答弁だった。結局、民主党はこの審議で「事後承諾」というお墨付きを与党に与え、イラク特措法が成立したのだ。今のイラクの状況を見ても、また、米国の言っていたことが嘘だと分かった今に至っても、事後承諾の検証もなにもない。

 「平和」の党・公明党は、「憲法常任委員会」には賛成しないことは自民党は分かっている。そこに、前原誠司代表なる民主党の賛成があれば、「憲法常任委員会」を設置し、その後もイラク特措法と同様、スムースに法案を進めることができる。なにせ、民主党の中にも小泉チルドレンがいるのは多くの人が知るところなのだから、苦労はいるまい。

 したがって、今回のように「憲法常任委員会」の設置を出して、またすぐ引っ込めるのは、公明党を含めた他党の様子を見ようとする自民党のジャブにしか過ぎないと見ていいだろう。

 297議席を獲得した自民党による「憲法改正」特に「憲法9条改正」へ向かうスピードは加速されそうだ。


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