So-net無料ブログ作成

斉藤和義「ずっとウソだった」で言いたかったこと [コラム]

日刊スポーツ(2011・04・09:社会面)を読んでいて、慌ててパソコンのスイッチを入れた。「斉藤和義が原発反対ソング、自身のヒット曲『空に星が綺麗』のずっと好きだったの部分を替え歌で『ずっとウソだった』」の見出しを見てである。Google で検索すると、動画サイトはすぐに見つかった。

このことを報じている中の一つ「Jcastニュース」には、賛否両論が掲載されている。その中にある、

「もうちょっと落ついてから堂々と原発議論しろ。歌一曲で表現できるほど原発問題は単純ではない」
「事故が起きてから反原発とかやっても説得力ないんだよね」
「さんざん電気使って曲作ってきたクセにこれかよ」

などの反論があるが、私はその批判には賛同できない。

とくに批判する方の意見、「歌一曲で表現できるほど原発問題は単純ではない」には強い違和感を持つ。自分のメッセージを伝えたいと思う相手に対し、音楽ほど強烈なものはないと普段から感じているからだ。今回は他人の曲を使わずに自分のヒット曲を自らそのイメージを壊してまでこの行動に出た。それには相当の決断が要ったのではないか。

右・中央が日刊スポーツの記事。左が北海道新聞の記事


少し前になるが、忌野清志郎さんが生前、日刊スポーツの芸能インタビュー<日曜ヒーロー>で答えていたので抜粋して引用してみる。

――「日本で“大御所”と言われる連中は、そういう曲を歌わないよね。誰とは言わないけど(笑い)。触れようともしない。作ったはいいが、よく分からないラブソングみたいなものばっかりじゃ、ちょっと大人として情けないというか、恥ずかしくねえかっていうのがありましてね」――

という個所を読んで納得していた。その時私の脳裏に浮かんだ歌手の一人は、白いスーツを着込んでマイクスタンドをステージで振り回し、ハスキーな声でバラードを歌っている私と同年代の歌手だ。そんな清志郎さん以来、これ程しっかり自分のメッセージを伝える「気骨」のある歌手に出会っていなかった。私自身衝撃は大きかったし、斉藤和義さんには大きな拍手を送りたい。

日本の原子力発電には、相当前から立地(危険な)場所や、内容の秘密主義を貫く未公開姿勢など、日本の中からはもとより世界からも多く疑問を投げかけられていた。それに対し歴代の政府「自民(単独)政権時代」や「自民・公明政権時代」は、黙認同様だったではないか。斉藤和義さんを批判する人は、そのことも付け加えてほしい。

メディアにいたっては、「ACjpan」の共同広告などがいい例で、原発は安心というコマーシャルを流し続け、国民の頭の中に「安心というキーワード」を植え付けてきた。「ウソも100回言えば本当になる」を実践してきたことになる。反発しにくい、反対意見を言いにくい環境をメディア自身が作りあげてしまっていた。そんななかでの勇気ある行動こそ賞賛すべきである。

放映されているUSTREAMの動画を見ていると、一時の配信不通となった様子がある。この現象は本当にトラブルだったのか疑問を持った。余りUSTREAMのライブを見てはいなかったので、普段でも時どきこういうことがあるのだろうかは分からない。自己規制でなければいいのだけれど。

そして、この曲を何回も聴いていて“あっそうか”と思ったところがった。終わりの部分に「何かしたいこの気持ち」のフレーズがある。斉藤さんには、今も今迄もきっと持ち続けていた「言いたいこと」はこれだったように思う。ゆっくり聴いてみると「今、自分(斉藤さん)がすぐできることは歌うこと」と、それが伝わってくる。

私にとってもう一つの救いはこの記事のすぐ下に瀬戸内寂聴さんのコメントが一緒に掲載されていることである。
「天災は防ぎようがないけれど、原発事故は人災。声を大きくして『原発はいらない』と言わなくてはいけない」と語っていることである。

今日4月19日、原子力安全・保安院は福島原子力発電所の事故は、チェルノブイリ事故並みの「レベル7」に引き上げると発表している。どこまで行ってしまうのか。今になって東電の清水社長が、福島県に出向き頭下げてすむものではない。

YouTube (USTREAM)・trueth007さんのアップ:
http://www.youtube.com/watch?v=AylBxsiUSws
YouTube・sty007さんのアップ:
http://www.youtube.com/watch?v=q_rY6y24NAU
Jcastニュース:
http://www.j-cast.com/2011/04/08092592.html
忌野清志郎さん日刊スポーツの芸能インタビュー<日曜ヒーロー>の記事:
http://www.nikkansports.com/ns/entertainment/interview/2005/sun050515.html

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:blog

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。

×

この広告は1年以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。